Natalie Tay
Mar 5, 2026 • 3 min read
みなさん、こんにちは ![]()
最近、Discourseで多言語サポートに多くの時間を費やしており、掘り下げれば掘り下げるほど、やるべきことがいかに多いかを実感しています。私たちがこれほどこの問題を重視する理由と、今後の展開についてお伝えしたいと思います。
Discourseとしての考えを簡単にまとめると、コミュニティの言語が、そのコミュニティへの参加を妨げる要因であってはならない、ということです。フォーラムが英語、スペイン語、ポルトガル語、中国語のいずれで運営されていても、参加したいけれどその言語を流暢に話せないという人は必ず存在します。
これは私たちにとって新しい課題ではありません
私たちは2012年、創設初年度にDiscourseへi18nを組み込み、コミュニティメンバーたちはすでに2013年には適切な国際化を求める声を上げていました。その中の一人がこう端的に述べています。 「国際化に十分な愛情を注げば、このプロダクトは世界中に広まるだろう。」 私たちはその声に耳を傾け、そして彼らは正しかったのです。
それ以来、基本的なロケールファイルからCrowdinへ、コミュニティ翻訳プラグインから公式AIによる翻訳へ、そして「いつかやるべきだろう」という段階から専任のプロジェクトチームがフルタイムで取り組む体制へと進化してきました。長い道のりでしたが、私たちは今もその途上にいます。
取り組みを急務にしたきっかけ
コミュニティはそのトピックがローカルなものであっても、常にグローバルな存在であり続けています。オープンソースプロジェクトにはポルトガル語、トルコ語、ポーランド語を話すコントリビューターが集まります。ゲームコミュニティにはアラビア語や中国語を母語とするプレイヤーが集まります。Discourse自身のチームでさえ、24カ国にまたがり、12を超える言語を話すメンバーで構成されています。多言語コミュニティを想像する必要はありません。私たちがまさにその当事者です。サハラ以南のアフリカの国際NGOから、ナイジェリアのゲーム会社まで、自分たちの言語でユーザーにリーチできるよう支援してほしいというお声を、何年もの間お客様からいただいてきました。
しかし、2024年末にGerhard(Discourseのエンジニアです!)がDiscourse.orgがドイツ語のGoogle検索結果に表示されていないことを明らかにしたとき、この問題は私たちにとってリアルなものになりました
ドイツ語で検索しているユーザーが私たち自身を見つけられないとしたら、どれほど多くのコミュニティが潜在的なメンバーに見つけてもらえずにいるのでしょうか?
これが「大変だ」という気づきの瞬間となり、信念を行動へと変えるきっかけになりました。
私たちが驚いた数字
私たちは、主に英語で運営しているサポートフォーラムであるmeta.discourse.orgへの訪問者のブラウザ言語設定を30日間にわたって調べました。
訪問者の36%が英語以外の言語を第一言語としていました。 80を超える異なる言語が確認されました。中国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、日本語、ポルトガル語……そして、その他にも数十もの言語が続きます。
コミュニティが運営している言語と、そのメンバーが実際に話す言語とのギャップこそが、参加意欲と公平なコミュニティへの帰属感が失われる場所です。フォーラムの言語で快適に読み書きできない人が一人いるということは、一つの質問が投じられず、一つの貢献が生まれないことを意味します。
今後の展開
これは私がDiscourse Without Bordersと名付けたシリーズの第一弾です。今後の投稿では、以下のテーマを取り上げる予定です。
- 多言語サポートをプラットフォームに組み込んだ経緯 - 2013年のコミュニティ提供プラグインから、現在のAIによる翻訳まで
- 実際に別の言語でDiscourseを使うとはどういうことか - 私たち自身のコミュニティから得たデータをもとに、機能している点とそうでない点を率直に
- 多言語コミュニティを構築するための実践的なプレイブック - モデル、トレードオフ、そして設定方法
- この課題をうまく解決しているコミュニティの実例
このシリーズを心から楽しみにしています。もしコミュニティを運営している(あるいは構築を検討している)方で、多言語サポートが自分にとって重要かどうか迷っているなら、データはきっと驚かせてくれると思います。私たちも確かに驚きました!
すでにこの課題に取り組んでいる方のお話をぜひ聞かせてください。うまくいっていることは何ですか?苦労していることは何ですか?返信を投稿するか、metaで私を見つけてください!
次回:From Plugin to Platform - Discourseが13年かけて多言語サポートを構築した歩み(近日公開)
原文はこちら:
Good Loopでは、Discourseのセルフホスティングを安価で提供しています。開発元であるCDCK社の協力のもと、公式ブログ記事の翻訳・公開など、日本での普及にも努めています。
