Stella Kapakos
Jun 23, 2022 • 3 min read
毎日、多くのお客様がDiscourseを活用してコミュニティを構築・成長・運営し、成功を収めています。本日は、社内コミュニティを通じて社員のリモートコラボレーションを改善した事例をご紹介します。
carwowとは?
Carwowは、オンラインで手軽に車を乗り換えられる無料サービスです。現在ヨーロッパを拠点とするcarwowは、スペイン・ドイツ・イギリスにおいて多くのユーザーが車を売買する際の支援を行っています。また、世界で最も人気のある車に関するYouTubeチャンネルも運営しています。現在、carwowには約250名の従業員が在籍しており、2019年にフルリモートワークへ移行しました。
チャットだけでは限界がある
リモートワークにはもちろんメリットがありますが、carwowが経験したように、企業が一般的に用いるリモートコラボレーションの手段には大きな課題が存在することがあります。
carwowの共同創業者であるDavid Santoroは、次のように述べています。
「2019年にリモートワークへの移行を余儀なくされたとき、私はSlackに苦労しました。会話が発生しているときにオンラインでなければ、その会話に参加できなかったのです。後からオンラインになっても該当の会話を見つけられず、チームの作業状況を把握するのが困難でした。Slackのチャンネルを絶えず監視し続けるか、一部の会話を見逃すことを受け入れるかしかありませんでした。私にとって、同期型ツールやインスタントメッセージングプラットフォームは、新しい議論を革新・前進させるのではなく、過去の議論を遡るという後退した働き方をオンラインでしているように感じさせました。」
carwowの経験は、日常的なコラボレーションをチャットに主に依存している企業にとって珍しいことではありません。リアルタイム(同期的)でのやり取りは素早く手軽で、同僚からの即時フィードバックも得られます。問題はスケールしたときに生じます。
毎日数百、あるいは数千ものメッセージがチャットを行き交うようになると、機能しなくなります。コラボレーションが難しくなり、会話が混乱し、重要な情報が画面外へ流れ、活動の喧騒によって社員全員が一日中チャットを開き続けなければならないと感じるようになります。このような常時接続型のコラボレーションは、社員が質の高い集中した作業を行う能力を奪ってしまうことが多いです。
carwowの創業者たちが経験したように、情報を見逃すことへの恐れ(FOMO)は現実のものであり、深刻な問題です。これが、解決策を探すきっかけとなりました。
非同期ソリューションの発見
いくつか調査した結果、DavidはDiscourseを見つけ、チームへの導入を始めました。彼は早い段階で、社内コミュニティプラットフォームの採用を強制しないという判断を下し、代わりにチームメンバーが自分で試してみるよう促すことにしました。
Discourseは、社内コミュニティの構築を検討している企業にとって多くの条件を満たしています。以下にいくつかを挙げます。
- 素早いやり取りではなく、長文で丁寧なディスカッションを中心に設計されています。
- 非同期かつ自分のスケジュールに合わせてコラボレーションが簡単に行えます。
- 会話はすぐに会社情報の永続的なリポジトリとなり、メールやチャット履歴を掘り起こす必要がありません。
- 自分にとって重要な会話を見つけて参加することが容易で、常時注意を払う必要がありません。
「重要なことはDiscourseに投稿する」
Davidがcarwowの社内コラボレーションコミュニティを構築した実験は、大きな成功を収めました。自然な形での普及活動を通じて、30%以上の社員がDiscourseを活用しており、さらに多くの社員が定期的に移行しています。
最大のメリットの一つは、会話の豊かさです。
チャットでの短く手軽な会話の断片とは異なり、DavidはDiscourse上で行われる会話の質と詳細さが著しく向上したことを実感しました。
その改善について、彼はこのように述べています。
「Discourseのおかげで、Slackよりも豊かで詳細な会話がしやすくなりました。会話を忘れ去りたいならSlackに投稿すればいい。重要なことならDiscourseに投稿する。」
carwowの社員たちも、チャットに常に追いつくプレッシャーなく、自分に関係のあるディスカッションを見つけて参加することがずっと容易になったと感じています。Davidは、1〜2日チェックしなくても会社の動向を把握し続けられると述べていました。
carwowを含む多くの企業にとって、Discourseのような非同期プラットフォームと並行して同期型チャットツールを持つ必要性は依然として強くあります。carwowでは引き続きSlackを会社の短期記憶として活用していますが、必要に応じてDiscourseのSlack連携機能を活用して会話をより永続的な場所へ移しています。
Discourseを社内コミュニティに活用する
carwowと同様に、あなたの会社も非同期型に対応した社内コミュニティを構築することで、コラボレーション能力の向上、社員のメンタルヘルスの保護、生産性の改善を実現することができます。
始めたばかりの方は、DiscourseチームがDiscourseをどのように活用しているかに関するこちらの記事をご覧ください。または、さらに詳しく調べる準備ができている方は、無料トライアルを始めてみてください。
原文はこちら:
Good Loopでは、Discourseのセルフホスティングを安価で提供しています。開発元であるCDCK社の協力のもと、公式ブログ記事の翻訳・公開など、日本での普及にも努めています。
